コーポレートガバナンス
【コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方】
当社は、企業の経営環境が大きく変化する中、持続的な企業価値の向上を実現するためには、コーポレート・ガバナンスの強化が重要な経営課題であると認識しています。
この認識のもと、取締役会による監督機能の強化および業務執行との適切な分離を図るとともに、社外取締役および社外監査役の選任により、経営の透明性、法令遵守および説明責任の確保に努めています。
また、経営の中立性・客観性の確保および一般株主の保護を目的として、社外役員の中から独立役員を選任し、ガバナンス体制の実効性向上を図っています。
コーポレート・ガバナンス体制の再構築について
当社グループは、純粋持株会社体制のもと、グループ戦略および資本配分の中枢として、事業会社および機能組織を横断した経営を推進しています。
事業環境の変化等を踏まえ、2026年4月1日付で、経営執行体制および意思決定プロセスの再構築を実施しました。
本再構築を通じて、グループ経営会議を中核とする経営執行体制(Executive Management Team)を構築しました。
本体制では、事業責任に加え、専門機能を担うオフィサー(専門機能責任者)による機能責任を明確化し、事業軸と機能軸を組み合わせた経営執行体制としています。
また、グループ経営会議を業務執行における中核的な意思決定機関として位置付けるとともに、投資・撤退審議会および機能別戦略会議を設置し、意思決定の迅速化および質の向上を図っています。
さらに、資本コストを踏まえた投資管理を推進するとともに、グループ全体の資本効率の向上に取り組んでいます。
ガバナンス体制の概要
当社は、2015年10月1日より純粋持株会社体制に移行し、グループ戦略および資本配分の中枢として、事業会社および機能組織を横断した経営を推進しています。
上記の再構築を踏まえ、当社のガバナンス体制は以下のとおり構成されています。
監督機能(ガバナンス)
取締役会と執行役員制度
2026年3月31日現在、取締役会は取締役6名(うち社外取締役3名)で構成されており、経営の管理・監督と業務執行の明確な分離および迅速な意思決定、責任の明確化を推進するため、執行役員制度を導入しています。なお、執行役員には、グループガバナンス強化の観点より、事業責任を担う者を中心に選任しています。 経営の基本方針に関する重要事項を検討する機関としては、代表取締役、執行役員およびオフィサーで構成される「グループ経営会議」を定期的に開催しています。なお、取締役の任期は1年とし、経営責任をより明確にしています。
監査役会
当社は、監査役会設置会社です。監査役会は、社外監査役2名(財務、税務の専門家)と1名の常勤監査役で構成され、それぞれの立場から取締役を監視・監査しています。 また、内部監査室と毎月報告会を開催し、相互連携を図っています。会計監査は、有限責任監査法人トーマツが会計監査業務を担っています。内部監査室、監査役および会計監査人は、それぞれの間で定期的な連絡会を開催し、報告を受けるなど連携を密にすることで、監査の有効性と効率性の向上に努めています。
人事・報酬委員会
取締役の指名・報酬等に係る取締役会の機能の独立性・客観性と説明責任を強化することを目的として、委員3名以上、うち過半数を社外取締役で構成する任意の諮問機関として設置しています。
ガバナンス委員会
グループの持続的な成長と中長期的な企業価値向上に関する重要事項について、実効性のある議論を行う場として、代表取締役、社外取締役およびエグゼクティブアドバイザーで構成する諮問機関として設置しています。
業務執行(グループ経営会議)
グループ経営会議
当社は、代表取締役、執行役員およびオフィサーで構成されるグループ経営会議を設置し、グループ横断での業務執行に関する意思決定を行っています。 同会議は、業務執行に関する意思決定を担う中核機関として位置付けています。 なお、その詳細については上記「取締役会と執行役員制度」に記載のとおりです。
意思決定プロセス(事前審議・評価・論点整理)
投資・撤退審議会/機能別戦略会議
取締役会に付議する重要案件については、投資・撤退審議会および機能別戦略会議において事前に検討・整理を行い、グループ経営会議を経て取締役会に付議する体制としています。
内部統制・専門機能
コンプライアンス委員会
各会社に設置しているコンプライアンス推進機関を総括的に管理し、各社状況の確認と指導、並びに各会社で発生する事例を共有することで、グループ全体として更なるコンプライアンスの推進を担うことを目的として設置しています。
サステナビリティ委員会
サステナビリティを巡る課題への対応が重要な経営課題であるとの認識のもと、サステナビリティ委員会を取締役直下の機関として任意に設置し、重要な課題・指標の決定については、取締役会で決議することで、その取組みの更なる推進を図っています。
内部監査チーム
内部監査は、内部監査チームを設置しチーム長以下スタッフが全てのグループ内関係会社の業務・内部統制監査を実施し、監査役とともにリスク管理とコンプライアンスの徹底・指導強化に努めています。
アドバイザリーボード
当社グループのコーポレート・ガバナンス体制の強化施策の一環として、それぞれの分野において深い知識と経験のある複数の外部有識者で構成する「アドバイザリーボード」を設置しています。
「アドバイザリーボード」は代表取締役の諮問機関として、経営全般について客観的な立場からの評価・助言や経営課題に対する提言を得るなど、戦略の実行に外部の視点を取り入れ、経営の意思決定に反映させています。
当社グループは、これからも性別、年齢、人種や国籍、障がいの有無、性的指向、宗教・信条、価値観などの多様性だけでなく、キャリアや経験、働き方などの多様性も含む人材をアドバイザリーボード・メンバーに迎え入れ、価値創造につながるダイバーシティ経営を推進することで、コーポレート・ガバナンス体制を強化していきます。
なお、アドバイザリーボードのメンバーには、以下の方々にご就任いただいています。
| 氏名 | 略歴 |
|---|---|
| 岩本 保 | 2001年 ベトナム味の素社社長 2005年 味の素株式会社執行役員人事部長 2015年 同社代表取締役副社長執行役員 2021年 当社取締役(現任) |
| 諸橋 寛子 | 2011年 一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーション代表理事(現任) その他 クロススポーツマーケティング株式会社取締役(現任) NPO法人スペシャルオリンピックス日本・福島副理事長(現任) 学校法人神石高原学園評議員(現任)など |
| 田尻 邦夫 | 1996年 伊藤忠商事株式会社取締役アパレル本部長 1998年 同社常務取締役 2002年 株式会社デサント取締役代表取締役社長 2009年 田尻事務所代表(現任) |
| 川上 昌直 | 2001年 国立福島大学経済学部助教授 2008年 兵庫県立大学経営学部(現国際商経学部)准教授 2012年 同学部教授(現任) 2016年 ビジネス・ブレークスルー大学及び大学院客員教授(現任) 2023年 ロンドン大学SOAS特別招聘教授 |
リスク管理体制の整備状況
リスク管理体制は、財務面については会計監査人や社外監査役等において定期的に監査が行われ、法務面については社外弁護士から適宜助言・指導を頂いています。また、コンプライアンスについても、役員・全従業員による法令・社内ルール・倫理規範の遵守徹底を図るための社内体制整備に注力しています。


